住宅ローン減税中に繰り上げ返済をするのは得なの?

住宅ローン減税を利用している方も多いと思いますが、

住宅ローン減税中に繰り上げ返済をするのって得なのか?損なのか?

悩むことありませんか?

 

せっかくの減税メリットの効果が薄れてしまったイヤですよね。

そんな方に、繰り上げ返済した場合としなかった場合についてお話しします。

住宅ローン減税のキホン

住宅ローン減税についてカンタンに説明すると、以下になります。

  • 毎年の住宅ローン残高の1%を10年間、所得税から控除
  • 所得税で控除しきれない分は住民税からも一部控除
  • 住宅ローンの借入れを行う個人単位で申請
  • 消費税率の引上げにあわせて大幅に拡充

参考資料:国土交通省 すまい給付金より

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、我が家が今回の住宅ローンを組んだ平成21年は最大控除額500万円でした。

つまり毎年50万円までの控除を10年間受けることができるということです。

50万円の控除 = ローン残高5,000万 になります。

我が家も含め一般的に、ローン残高は毎年減っていくので控除額も減っていきます。

 

子育て中の世帯は、教育費もかかるのでなかなか繰り上げ返済は難しいものです。

しかし、10年後のアラ還に向けて老後資金の準備も必要、借金は減らしておきたいですよね。

100万円を定期預金で運用、10年後はいくらになる?

現在のマイナス金利で、貯蓄をすると元金保障の定期預金の金利は0.01%。

年利0.01%(複利)で100万円は10年後に、1,0001,000円です。

利息は1,000円です。

住宅ローン100万円を繰り上げ返済すると?

住宅ローン減税中に、100万円を繰り上げ返済するメリットと住宅ローン減税への影響をみてみましょう。

ローンの内容は、金利 0.85% 、 毎月返済額 180,840円 です。

借入金融機関の住宅ローン返済表

 

 

 

 

 

 

 

 

借入金融機関の返済表より参照すると、100万円に最も近い元本は2017/7から2018/1までで

1,079,311円です。

つまり1,079,311円を繰り上げ返済することで利息合計186,569円を圧縮することができます。

わかりやすいように、仮に同額で投資をするとして考えてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

1,079,311円に10年後に利息186,569円がつくには年利1.6%(複利)で運用することになります

定期預金にしておくより繰り上げ返済した方がメリットが大きいことがわかります。

繰り上げ返済による住宅ローン減税への影響は?

住宅ローン減税は、毎年の住宅ローン残高の1%を所得税より控除する制度でしたね。

つまり、前掲の住宅ローン返済表に基づき、

2017年は7/26から12/26までの元本合計924,796円、2018年は1/26の元本154,515円が、

当初の住宅ローン返済額より減ることになります。

 

当初の控除額より少なくなる金額は、2017年は924,796円x1%=9,247円、

2018年は154,515円x1%=1,545円です。

実際の計算では、100円未満端数切り捨てなので

2017年は9,200円・2018年は1,500円が、当初予定より所得税の控除が少なくなります。

つまり、節税の機会損失は10,700円です。

まとめ

住宅ローン減税中に繰り上げ返済をすることで

約100万円(1,079,311円)を繰り上げ返済すると、

  • 住宅ローンの利息186,569円を圧縮できます
  • 住宅ローン減税額10,700円(2017年9,200円、2018年1,500円)が当初予定より少なくなります

いかがですか?

住宅ローン減税に及ぼすデメリットはあまり気にならないのではないでしょうか?

また、100万円を貯蓄するのであれば、繰り上げ返済をした方が効果が高いことがわかります。

仮に10年間運用したとすると、繰り上げ返済をすることは年利1.6%の預金と同等の効果があるのです。

現在の年利0.01%と比べ160倍の金利ということです。

ただし、効果が高いからといって、やみくもに繰り上げ返済をするのはオススメできません。

各家庭の貯蓄額や返済者の年齢、出費の予定によっては、繰り上げ返済をしない選択が良いこともあるからです。

繰り上げ返済するときには、ライフプランを考えて検討することも重要です。