人生100年時代のベストセラー「LIFE SHIFT(ライフシフト)」


ここ数年、人生を100年とした人生戦略が必要だと数年前からメディアで盛んに言われています。

きっかけとなったのが、ベストセラー「LIFE SHIFT(ライフシフト)100年時代の人生戦略」ですがご存じでしょうか?イギリスの経済学者リンダ・グラットンの著書になります。本の中で、1967年生まれの半数は91歳まで生きると書かれています。今は2020年ですから、53歳の人は残りの人生が38年ということになりますね。

ちなみに「LIFE SHIFT(ライフシフト)」が日本で発売されたのが2016年ですが、2017年夏には14万部、さらに2018年には32万部を突破する大ベストセラーとなっております。スゴイですね。

私も読みましたが、これからの生き方・働き方について参考になるエッセンスがいっぱい詰まっていると思います。多くの気づきがありました。

2020年4月現在コロナウィルスが世界中に猛威を振るい、日本では緊急事態宣言が発令され外出自粛要請が続いています。コロナの感染脅威が収束しても今までのような生活には戻れないのではないかとも言われ始めています。まさに働き方にもパラダイムシフトが起こるかもしれないということです。
社会全体の価値観が劇的に変化する可能性があります。まだ読んだことがない方はこの機会に一読しておくと良いかもしれません。

寿命が延びることで従来の生き方を変える必要がある

現在50代の人は半分が100歳近くまで生きることになります。だとしたら、今まで通りの生き方を変革する必要もありますよね。

次のことは本の中でも言われていることです。

従来の人生70−80年の寿命では、大多数は3つのライフステージを送る人生モデルでした。

教育 → 勤労 → 引退

人生100年時代になると、今までのように引退して余生を楽しむ人生モデルは通用しなくなるでしょう。

どうなるのか? どうすればいいのか?

一つの答えとして、長寿化社会では一層長く働くことが求められることは明白です。

働く、と言っても、若い時と同じように働くことは難しいと思いませんか?いえ、難しい以前に、働けたとしても若い頃のようには働きたくない人も実際のところ多いことと思います。そんなことを考えているときに興味深いテレビ番組を目にしました。

Eテレでシニア世代へ向けて「プチ起業」のススメをテーマにした番組を放映していました。

なるほど参考になるな、と思ったのでシェアさせていただきますね。

 好きなことと得意なことから社会のニーズがあるものを見つけよう

プチ起業とは小さな事業のスモールスタートすること。大切にしていることは「無理なく、楽しみながら継続収入を得ること」です。

そのためには、自分が好きなこと・得意なことの中から社会のニーズがあるものを事業にすることがポイントです。

番組の中で、プチ起業の例として取りあげられていたのは『ウクレレサークル』の主催でした。

好きなこと → 楽器演奏

得意なこと → プレゼン

ニーズがあるもの → 5,000円で参加できる習い事にはニーズがある。なぜならシニア世代が月に払える習い事の月謝代は5,000円程度だから

そこで、会員数100人のウクレレサークルを作り、収入を得ているそうです。

月謝5,000円x12ヶ月x100人=600万円(年間売り上げ)

売り上げに対して経費は、開催する会場費と譜面などの資料代。

会場費は公民館などを利用して低く抑えているとのことでした。

どうですか??

自分が楽しく、得意なことで収入を得ることができたらと考えるとワクワクしませんか?

そのためには、今から自分が好きなこと、得意なこと、をいくつか見つけておきたいですよね。

いざ、何がしたい?と聞かれたら答えられない、ことはよくあることです。

ですから、今から、自分と対話しておくことが大事です。

自分がやりたいことは自分が一番良く分かっているのですから。

自分との対話をするのにオススメな方法を一つお伝えします。

それは、なんでもいいので、思いついたらメモをとることです。

なーんだ、そんなこと?と思うでしょうが、実際に手で書くことの効果は素晴らしいのです。その効果は体感済みなので、ぜひ試してみてくださいね。