女性セブン様1月1日号に取材記事が掲載されています。
『年を重ねて「失う人」と「身につける人」の境界線』のお金について取材協力させていただきました。
老後の生活でお金がある人と、お金を失う人の決定的な違いについて、今までの相談事例を元にお話をしました。
印象に残っているご相談では、障害年金を受給されているご夫婦のケースです。収入が少ないので二人目のお子さんを考えても大丈夫か、と不安を抱えていらっしゃいました。資産状況と家計収支を伺ったところ、エクセルで家計管理をしていて、少ない収入の中から毎月貯蓄ができていました。貯蓄も30代で1,000万円以上あり、非常に堅実な家計運営を行なっていることが分かりました。
いっぽうで、一部上場企業にお勤めで年収1,000万円ほどの方からのご相談では、子どもを小学校から私立に通わせて、高額な授業料と中学受験のために家計ばかりか貯蓄も底を尽きそうとのことでした。家計を管理できていなかったがために、結局は借り入れもできず、親族にお金を借りるしかないところまで行ってしまいました。
年収の高い低いには関係なく、収入と支出の管理ができているかが非常に重要な事例としてお話をさせていただきました。
特に今の50代は、バブル期に20代を過ごして、バブルの恩恵を少なからず享受していた方も多いものです。これから60歳までに、いかに家計を立て直すかが重要であることは明白です。